私には、もう30年来の友達の華僑がいるが、彼の古希のお祝いに招かれたので、タイ北部からの帰国の途中に東南アジアの現地に来ている。会場に入ると、10人ずつかけるテーブルが20も続いている。ということは、今日は参加者が200人もいるということか、、、すごいなぁ。
この日の主役は、さぞかし着飾っていると思ったら、主役の友達は黒っぽい地味なジャケットにノーネクタイ、その奥さんは黒のワンピースにブカブカの白のパンツという普段着で入り口にいて、お客さんを迎えている。とてもよそ行きというスタイルではない。まあ、これが華僑の良いところだ。アンパオというお祝い金をその息子さんに渡した。 主役の息子(次男)が舞台に出てきて、「これから開会しまーす」という宣言をしてからは、特に手順もないままに、直ちに始まったようだ。 壇上は、お爺さんたちが日頃の練習の成果か、カラオケに興じている。主役ご夫妻も普段から入れてもらっているグループだという。私と同じ世代なので懐メロばかりだ。そうかと思うと、幼稚園から小学校の子どもたちが自然にわらわらと出てきて、振付けありで童謡を歌う。 それからが、全くの無礼講で、お爺さんグループ、子どもたちのグループ、おばあさんコーラスなど、いやまあ、壇上の独占が続くは続くは、、、あれれ、子どもたちの小学生グループが、アナと雪の女王をやっている、、、それが実に上手い。感心してしまった、しかも、物怖じなんて無縁だ。舞台が開くのを待っている。そうそう、華僑は子供の頃からこれくらい厚かましくないと、生きていけない。 お爺さんグループと一緒に、飲み歌い踊っていた主役は、遂に酔い潰れてしまった(笑) (令和5年12月24日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |
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