花の寺 当寺のあじさいは 95%が日本古来の姫あじさい 花の優美ということから名付け 小振りで可憐です 淡い青から日ごとに青さを増し 最後は悠久の空の青 母なる海の青さに染まり 大地に還ります 梅雨どき、美しい優雅な色は 平安人が心を寄せた色は なぜか雨に映えます 花菖蒲、つゆ草と共に あじさいの青は この季節の化粧色です 明月院 というのが、今年の紫陽花の季節に、明月院にあった掲示である。 ところで、明月院といえば、例の丸窓(冒頭の写真)が有名であるが、これはなかなか撮りにくい。というのは、丸窓の中の向こうの景色にピントを合わせると、部屋の中とりわけ左手前の紫陽花がぼけてしまう。といって、その紫陽花に焦点を合わせると、今度は丸窓の中の景色が白くつぶれてしまう。だから、その中間にしなければいけない。その両方をピント位置の調整で何とか両立させたのが、この写真(028と029)である。それから、枯山水庭園左手の三角錐の築山の上に寝ている青ガエル(033)のフィギュアは、とっても面白かった。ご住職の遊び心がうかがえる。 (令和4年6月25日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |
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