悠々人生のエッセイ



ロジクール製iPad用のキーボードカバー




1.ロジクール製のキーボードカバー

 私は普段から、ちょっとした調べものやニュースを見るのに、iPadを使っている。すぐに起動できるし、iPhoneより画面が大きいから、そういう用途にはうってつけである。でも、ただ一つ不満があるとすればその入力システムだ。これは、平仮名入力の場合は何と五十音順の表が並んでいて、そのキーを一つ一つ押して行く必要がある。もちろん、変換する文字列にはいわゆる先読み機能があって、入力時にそれを駆使すれば多少は助かるものの、それでもiPhoneのフリップ入力や本格的キーボードのQWERTY配列に慣れている人からすると、まるで原始時代に逆戻りしたかのような気がする。私もしばらくは我慢して使っていたが、何ヶ月やっても慣れないので、iPadで物を書くのは止めてしまって、最近では、もっぱら見ることに使ってきた。

iPadを乗せたロジクール製のキーボードカバー


 しかし、それでは何ともならないなあと思っていたところ、Amazonで面白いものを見つけた。iPadのキーボードである。Bluetooth接続だから、iPhoneでも使える。その名も、「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー」という。ちなみに、この文章も、このキーボードで打っている。これは、黒いキーが並んでいる薄いキーボードなのであるが、上から3分の1ほどのところに白い筋が入っていて、そこにiPadを横向きに立て掛けて使う。この角度は変えられないが、普通に使う分には使いやすいものとなっている。また、このキーボードによる蓋をして、それを開けると、iPadが自動的にスタートする。「設定」→「一般」→「iPadカバーによるロック/ロック解除」の機能を使うのだが、これは実に便利である。

 Bluetooth接続なので、iPad側でBluetoothをオンにし、このキーボードの電源を入れれば、すぐに使えるようになっている。キーの押し具合はちょうど良い。QWERTY配列の英文入力にl慣れていればそのまま打てる。ただ、私のようにiPadを平仮名入力に設定していた場合は、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ソフトウェア キーボード配列」で「QWERTY配列」を選択し直す必要がある。電源は、リチウムイオン電池らしいが、一度充電すれば半年間は持つというから、十分に実用的だ。その一方、長く持つのは結構なことだが、次の充電時期までに電源ケーブルがなくならないか心配なくらいだ。

iPadの下側にロジクール製のキーボードカバー


 キーボード使いやすさという点からすると、iPadカバーを兼ねているという性格上、キーの配置がやや狭いが、その点を除けばなかなか打ちやすい。しかし、この製品の良さは、そのような実用性だけではない。デザイン性もなかなかのものだ。長辺の一つに目立たないマグネットグリップがあり、それでiPadをガチャリと掴まえる。位置もズレないし、小気味がよいほどだ。何しろこのキーボードはiPadのスクリーンカバーを兼ねているから、一つの長辺でガチャリとはめてゆっくり内側に倒すと、これまたガチャリと閉まる。驚いたのは、その閉まった後で、iPadの美しいデザインと実に良くマッチしている。というのは、iPad本体は(おそらく強化アルミニウム製の)銀色ボディーだが、こちらも同じである。iPadは真ん中にアップルのリンゴの黒いロゴマークがあるが、ひっくり返すとこちらにも黒いロジクールのロゴマークがあるという具合だ。もちろんロゴマークの位置も形も違うが、何よりも強化アルミニウム製のカバーの印象が強くて、まるでアップルの正規アクセサリーのように見えるから愉快だ。もちろん、アップル の知的財産権は全く侵していない。それにしてもこんなに見事に本体と一体化するアクセサリーができるとはと、感心するばかりである。Amazonで、5,890円であった。

ロジクール製のキーボードカバーがiPadの上側



2.大容量リチウムイオン・バッテリー

 12000mAhもある大容量のモバイル・バッテリーが発売された。iPadなら優に2回、iPhoneなら4回は充電できるモバイル型充電器である。それでいて、非常にコンパクトで嵩張らない。しかも、Amazonでは、2,980円という信じ難いほど安い値段である。早速これを購入して外出時に使い始めた。これまでは、朝の9時にiPhoneを持って外出すると、午後3時頃には電池の残量が20%を切ったという警告表示が出て困っていた。ところがこのモバイル・バッテリーのおかげで、電池のことは全く気にならなくなった。この安心感は、何ものにも替えがたい。出先での地図アプリの使用や写真を添付したメールのやりとりなどが、電池容量を気にせずに自由に出来る。大規模災害への備えという点からしても、安心だ。しかもiPadも同時に充電可能であり、これが何よりの天からの贈り物である。

 ちなみに、私のiPad2は、Wi-Fiモデルなので、外出する際にはiPhoneのテザリング機能を利用し、これを無線LANルーターとしてiPadをインターネットに接続するのに使っている。それは良いのだが、その場合にiPhoneのバッテリーが異様に早く消耗してしまうのが難点だ。試してみたことはないが、確か4時間も持たないと言われている。そうしたときに、USBポート(いずれも5Aの2.1Vと1.0V)が二つあるこのリチウムイオン電池は実に役立ちそうだ。

大容量リチウムイオン・バッテリー


 ほんの2年ほど前には、こんな大容量で持ち運び出来るバッテリーは、そもそも存在しなかった。だから私は、仕方がないので、単三乾電池を4本、直列で繋いでiPhoneを充電するタイプを買った。ところがそれは、2回充電したら、もう電池が使えなくなる代物だった。そのようなことを思い出すと、わずか2年でこれほど電池技術が発達するとは思わなかった。つくづく、技術進歩の賜物であると思う。

大容量Mobile Battery
  Power Bank for iPhone/iPad
  Model : AL-P120、Mobile Garage
  12000mAh






  関 連 記 事
  iPhone 4Gの衝撃
  iPhone 4Gの10日
  iPhone 4Gの20日
  iPhone 4Gの30日
  iPhone 4Gの80日
  iPhone 4SとiOS5
  iPad を使用する
  iOS5からiOS6へ
  iPhone5へ機種変更
10   iPhoneの行く末
11   iPadのアクセサリー
12   iPhone6plusを購入
13   iPhone7plusを購入
14   iPhoneXへ機種変更
15   iPhoneバッテリー交換
14   iPhoneXのバックアップ
15   iPhone11 ProMaxへ機種変更
16   iPad Pro 12.9へ機種変更





(平成24年6月17日著)
(お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。)





悠々人生・邯鄲の夢





悠々人生のエッセイ

(c) Yama san 2013, All rights reserved