1.無線LAN親機 自宅にあるバッファローの無線LAN親機が、やや不安定になってきた。通信がときどき滞るようになってきたからである。いったん電源を引き抜いて、また接続すれば戻るのだが、以前はそんなことはごく稀なことだった。また、一昨年にiPhone 4を購入したときに、そもそもiPhoneなるものがなかった時代から存在する自宅の無線LANに接続するのに四苦八苦し、結局、暗号の強度をやや下げてようやく繋ぐことができた。実はそれも気になっていて、暗号を早くWEPからWPAにしたい。そんなことを思いながら、有楽町のビック・カメラ内を歩いていたところ、よさそうな製品があった。バッファロー製品で、「WZR-450HP」という無線LAN親機が山積みになっていたからである。しかも、10,500円と、思ったより安い(アマゾンの通販では、8.980円)。従来の1.5倍の伝送速度だし、Windows 7の64bitと、iPhoneやiPadにも対応している。前回苦労したiPhoneとの接続も、AOSS2というものを使って簡略に行えるという。しかも、10台くらいまで接続できるというのだから、これは良いと思って、そのまま買って帰った。 最初にiPhone 4Sを接続しようとした。まず本体のボタンを押して、サインを点滅させ、その間に!AOSS2というものでセキュリティの外で繋いでiPhoneの画面上に所要の画面を出させ、その中の一連のボックスに所定のコードを打ち込むと、自動的に設定してくれる仕組みである。一昨年のときのように、そもそもiPhoneを自宅の無線LAN親機に繋ぐという珍しいこと試そうとする人があまりいなかった時代だったから適当なマニュアルもない中、ネットで接続方法をくまなく調べた結果、ようやく繋げることが出来た。今回はそれから時間が経っているから既にマニュアル化されている。だから、そんなバカバカしいことは全く必要なくなり、難なく繋がって、拍子抜けしたくらいである。こんなことをしていては、ただでさえ頭を使わなくなった人間は、文字通り馬鹿になるのではないかと思うくらいである。これだと、暗号方式がWEPだWPAだといっても、その意味すらわからないではないか・・・。 私のiPhoneと家内のiPhone、そしてiPadは、今回こうして!AOSS2というものを使って、難なく接続できた。次いで、自宅のWindows 7(64bit)パソコンとの接続の番である。まず私のパソコンについて、バッファローの無線LAN親機の暗号なしのポイント!AOSS2に接続した。それから、暗号付きの接続ポイントに繋げるためにInternet Explororを立ち上げよと説明書にあったから、その通りにしたが、あれれ・・・おかしい・・・説明書にあるコードを打ち込む画面がちっとも出てこない。何回か試したところ、突然その画面が現れた。それにコードを入れてみたら、やっと接続できた。これで一件落着である。次に新しく買って今日届いたばかりの家内のパソコンも、同じ手順でできるはずだと思ってやってみたが、あらら、これもおかしい・・・そもそも!AOSS2すら接続可能になっていない。このパソコンは、ひょっとして初期不良かとも思ったが、よくよく考えてみたら、そもそもこのパソコンの無線LANが動いていないのではないのかと思いついた。それはあたかも家電製品を買ってきて、電源コードを差していないのに、電源ボタンを押しても動かないと騒いでいるようなものである。でも・・・パソコン上には、無線LANを動かすそれらしきボタンはない。私は普段から説明書なぞ読まない主義なのだけれど、ここでようやく説明書をみると、無線LANをオンにするには「Fn」ボタンと「F2」ボタンを同時に押せとのこと。ああ、これはボタンを省略したソフト的なスイッチなのだ・・・そう思ってこれらを同時に押したところ、画面上に「無線LANに接続」と出た。コストを安くするために、そういうボタンは省いている機種らしい・・・意外なことがわかった。あとは一気呵成に、私のパソコンと同一の手順で繋げることが出来た。これで良しと・・・。 2.iPhoneのOS6 iPhone5が8日前に発売された。私の持っているiPhone4Sについても、そのOS5をOS6にアップデートせよという表示が出た。それで、まず自分のパソコンにiPhone4Sの内容をバックアップしてから、アップデートを試みたのである。そうするとアップデートそれ自体は、小1時間ほどで終わった。意外と速い。確か前回、前のOS5では、OSを4から5へと切り替えたとたん、アイコンの順序と配置がバラバラとなって、それを元の姿に戻すのがひと苦労だったことを思い出しつつ、ホームボタンを押して、事の首尾を確かめた。ところが案に相違して、今回の切替えでは、アイコンの配置は、ほぼ元のままだったので、大いに安堵した。ただ、ひとつだけ違ったのは、pass cardというアイコンが最初の画面の右下片隅に出現して、それをクリックすると「搭乗券、チケット、ショップカード、クーポン」などと出てくる点である。どうやら、docomoのおサイフケータイみたいな機能らしい。これが突然出現したために、最初の画面から、アイコンがひとつだけはみ出してしまった。そのアイコンは、次の2番目の青い波が打ち寄せている画面にポツリとアイコンが浮かんでいる。それはあまり使わなかったアイコンなので、それを別の画面に持っていった。すると、それで解決した。 次に、今回のOSのアップデートで、これは良くなったとつくづく思うのは、iTunesのアプリのアップデートがしやすくなった点である。OS5のときはアップデートがあるたびに、いちいちApple IDのパスワードを打ち込む必要があった。それも、ほぼ毎日のように続くので、うんざりするくらいに、とても煩わしかった。ところが、今回のOS6への改訂を契機にその煩わしい作業がなくなって、楽になった。
(平成24年9月29日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |
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