悠々人生のエッセイ








 iPhone 4Gを買った直後、10日後、そして20日後にそれぞれ何が起こったかを書いてきたが、ついにというか、やはりというか、30日後にも、書き残しておきたいことが出て来た。まあ、この間の知的興奮状態(?)からやっと醒めて、少しは冷静になってきたのではないかと、我ながら苦笑している。

 まずは、Wi-Fi接続の話であるが、前回はUQコミュニケーションズ株式会社のUQ WiMAXを試してみたが、オフィスでは繋がらなくて、断念したということを述べた。これは下り最大40Mbpsという高速なので、つくづく惜しかったのだけれども、使えないのでは話にならない。そこで、代替案として、イーモバイルの、i-Fi接続が出来るポータブルな無線LANルーター「Pocket WiFi(D25HW)」というものを検討しようとしていた。こちらは、下り最大 7.2Mbps、上り最大 5.8Mbpsという低速なのだけれど、他によさそうなものがないので、仕方がない。そのメリットは、ポケットに入れて持ち出せるし、一台で5つの機器を繋げることが出来るというから、パソコンとiPhoneを同時に接続出来る。これが良い。

 ただ、私はパソコンのデータ通信カードとして、同じイーモバイルの「D02NE」というものを使っているが、これは通信速度が遅い上に、ソフトの出来が悪くて使い勝手が悪い。というのは、「接続しますか」とか、「今の接続時間はこれこれです」とか、そのほかやたらと一々、クリックを求めてきて、煩わしいことこの上ない。パソコンで通信するのだから、黙って繋いでほしいものである。これというのも、ヒューマン・インターフェースを全く考えずに、ただ単に技術者の描く技術的フロー・チャートそのものをソフトに仕立てたからだと考える。今回の「Pocket WiFi(D25HW)」がそれと全く同じなら、止めた方が無難である。

 そんなことを考えながらある日、有楽町付近を歩いていたら、ふらりとビックカメラの建物に引き寄せられた。それならついでに、Wi-Fi接続機器を見て来ようと階段を上がっていくと、イーモバイルのブースばかりが目立つ。そこで、係りの人なら知っているかもしれないと「Pocket WiFi(D25HW)」について聞くと、「今ちょうどそのキャンペーンをやっているので、9月20日までに返却していただくと、1円で利用できます」という。ああ、それは好都合である。「そのまま続けてご利用いただいても、むろん結構です」と続けた。なるほど、こういう仕組みなのか・・・そうだろうなぁ。考えてみると、私が2年前に使い始めたイーモバイルの「D02NE」は、ちょうど契約が9月で切れる。これは好都合だと思って、申し込んだ。

 それで、「Pocket WiFi(D25HW)」一式を持ち帰った。まず、パソコンに接続しなければならない。iPhoneを自宅の無線LANルーターに接続したときのように、また面倒な設定が必要かと思ったら、何とまあ・・・WEPキーを入れるだけで接続が出来てしまった。あまりの簡単さに驚いてしまったほどである。次にiPhoneへの接続も、案ずるより産むが安しのことわざ通り、これまた簡単なものだった。パソコン画面上にも、一々これを繋ぐかどうかなどという煩わしい表示は一切出て来ない。そして、オフィスと自宅の双方で、十分に使えることがわかったのである。ただ、残念ながら、速度は遅い。特に画像の表示は、やっと出てくるという感じであり、かなりの忍耐力が求められる。自宅の光ファイバーでは33Mbpsが実測値だが、実感としてこちらはそれの10分の1くらいではないだろうか。しかし、3G回線よりはマシだし、最大5台まで接続できる。気に行った。そういうわけで、9月以降もこのまま持っていようかと思っている。

 強いてその欠点をあげつらうとすれば、筺体が熱くなることである。手のひらに収まる小さな本体だけに、その分、かなり無理をしているのではなかろうか。電源をオンの状態で筺体をポケットに入れたままにしておくと、低温火傷になりかねないと心配するほどなので、厚いハンカチでくるんで持ち歩いている。それに一番意外だったのは、Wi-Fi接続は、たった4時間ほどしか持たないということである。もちろん、自宅やオフィスでパソコンと同時に使うときには電源を入れておくから問題はないけれども、そうでない時、たとえば外出中のようなときには、あまり長時間は使えない。もっとも、iPhone自体のバッテリーも、もってせいぜい5時間程度だから、良い勝負なのかもしれない。

 いずれにせよ、Wi-Fi接続というものは、電力を相当必要とするらしい。ちなみに、iPhoneアプリに「Battery Master」というものがあり、それによると95%チャージ済みの状態で、通話:4時間45分、Wi-Fi接続:8時間33分、音楽:28時間30分、ビデオ:9時間30分、待受け:285時間分、それぞれ使えると出ていた。だからWi-Fi接続は、ビデオの視聴並みに、電力リソースを使うわけだ。

 私はてっきり、Wi-Fiの電波はせいぜい周囲20〜30メートル程度しか届かないものかと思っていたし、事実、私の家では同じ階でも部屋を移動してしまうと、電波の強度が下がる。ところが、ビックカメラの説明員さんによると、このPocket WiFi(D25HW)を電源コードに繋いだ状態だと、100メートル近く届くことがあるという。本当かなと思って、オフィスで実際に試してみると、多少の障害物があっても、少なくとも50メートルは届いているようである。これなら、同じ大部屋にいる人なら、最大5人まで使えることを意味する。社内LANケーブルを自由に引けない賃貸物件の中では、使えるかもしれない。

 ところで、前回までのアプリ紹介の続きを若干、書きとめておきたい。前回以降にインストールした趣味系のアプリでは、「西洋美術館」と、「NASA」が気に行っている。前者は、上野にある国立西洋美術館の常設展示をそのまま写真にして解説を加えたもので、見ていて楽しい。後者は、あのNASAの公式アプリである。宇宙関係の千数百点に及ぶ写真や、火星探査、国際宇宙ステーションなど、プロジェクトごとに見ることが出来る。それに、「Voice Tra」という不思議なアプリがある。これは、独立行政法人 情報通信研究機構の作った実験的アプリらしくて、日本語でしゃべるとそれを英語に翻訳して女性のきれいな声で聞こえてくるというもので、びっくりした。翻訳は、お世辞にもこなれているとは言い難いが、無料にしては、まあまあの水準で、使えそうだ。どうも、ホスト・コンピューターで処理をしているらしい。

 しかし、説明をよくよく読むと、英語だけでなく、何とまあ、21ヶ国語に翻訳してくれる。いやはや、こんなものまで出来るなんて、どうなっているのだろう。これなら、ごく近い将来、どんな国へ行っても、その国の人たちと相対して電話でそれぞれの国の言葉をしゃべると、それが自動的に翻訳されて相手の電話に音声で届くということになりそうだ。これなら、iPhoneさえあれば、通訳は必要なくなる。なおこの音声入出力で会話ができる音声翻訳ソフトウェア「VoiceTra」だけでなく、文字入力の翻訳ソフトウェア「TexTra」というのもあるらしい。

 話は変わるが、スタートレックというのは、1980年代から90年代にかけてのアメリカのテレビ映画で、24〜25世紀の宇宙を舞台に繰り広げられるSFである。そこで使われる未来の技術は、いろいろとあるけれども、その@が超光速航行技術で、これは確か陽子と反陽子との合体エネルギーを利用して直径10万光年の銀河の端から端まで70年で航行できるというもの、Aがレプリケーター技術で、これで食糧から機械の部品に至るまでの、生命体以外のあらゆるものを複製できるというもの、Bは転送技術で、有機体の人間から無機体である機械器具まで、これを原子レベルに分解してしまって遠方へと送信し、送信先で再合成して元の体や物体に戻すというもの、Cはトリコーダー技術で、小さな携帯電話のようなセンサーを使って周囲の危険を察知したり、生物や資源の存在を把握するというもの、あるいはDパッドという薄くて平らなスクリーンだけの電子機器で、紙を使わずに本や書類はこれで見るというものだった。

 まあ、今から考えると、@はそもそもアインシュタインの相対性理論に反するものだし、AとBは原子レベルへの分解と再合成など、とてもできるような代物ではないし、Cもそんな便利なセンサーなど発明されるはずもない。しかし、Dの電子パッドなら、何十年か後に実現するかもしれないと思っていた。ところが、今年になってアップルの出したiPadというのは、まさにこれだったのには驚いた。何十年後のはるか遠くの未来だと思っていた技術が、もう今現在、目の前に実現しているのである。これは驚かざるを得まい。しかもiPhoneは、その小型版といってよいのである。

 しかしiPhoneの果たす役割は、それだけではない。前回のエッセイで、「その機能を機器にたとえると、まず携帯電話、パソコン、カメラ、CDプレーヤー、レコーダー、カーナビ、コンパス、計算器それにラジオと懐中電灯である。仕事面では、六法全書、英和・和英・国語辞典、翻訳者、エンサイクロペディア、スケジュールとメモと連絡先を入れた手帳、切抜き帳、時刻表である。また生活面では、地図、アルバム、地理案内人、金魚と熱帯魚の水槽、銀行通帳と御用聞きである」とした。つまりiPhoneは、スタートレックに出て来た電子パッドどころか、その何倍もの多種多様な役割を果たすことが可能となっているのである。

 最近、iPhoneを使い始めて、そんなに便利になったのかと、改めてなるほどと深く納得したことがある。それは、「シンクロ」つまり、「同期」技術の発展である。たとえば前回、「Dropbox」というソフトは、本当によく出来ていると感心した。それは、私は自宅と仕事場でそれぞれパソコンを持って趣味や仕事に使っているのであるが、それにこのiPhoneという三つ目の電子機器が加わって、状況が大きく変化した。すなわち、電子文書の数が少なかった頃にはさほど感じなかったのであるが、年とともに電子文書や電子写真の数が増えた。それに加えて同等の機能を果たす三つの機器が現れた。このままでは、この三つの機器の間で、文書の種類や内容や保管がバラバラになりかねないと懸念し始めたのである。つまり従来は、自宅と仕事場の二つのパソコン間ではUSBを持ち歩いてその内容や保管の統一性を確保していたのであるが、今回はそれに三つ目の電子機器たるiPhoneが加わってしまった。もちろんiPhoneには、USBを差すことは出来ない。代替策としてiTuneでやりとりするにしても、毎日バックアップするのは面倒であるし、何とかならないものかと思っていた。

 それが、「Dropbox」の登場で、あっという間に一挙に解決された。自宅のパソコン中のフォルダに入れる感覚と操作性で、データをこの会社のデータセンターにいったん入れる。するとそのデータを、自宅と仕事場のパソコン、それからiPhoneの三者から、いつでも自由にかつ簡単に引き出せる。それだけでなく、その場で加工・修正・削除することが出来、しかもそれが他の機器が使う場合にも即時に反映されるからである。同じところで管理しているから、当たり前だ・・・なるほど、これが「同期」の威力なのかとつくづく感心した。これも、クラウドの発想である。

 「Evernote」というソフトも、これも同様のクラウド型である。これは、テキストでも写真でも、それに気になるHPでも、果ては音声までも、すべて放り込むとそれらを整理して取っておてくれる。そして、自宅、仕事場、iPhoneであるか否かを問わずに、閲覧したり加工・修正・削除が可能なのである。これは、もう何でもかんでも、このノートに貼り付けておけばよいという気になる。つまり、個人の万能のデータベースが構築できるのだ。この種の素人の充実したデータベースがあちらこちらに出来ると、新聞やテレビなどの既存のメディアが束になってかかってきても、勝てるはずがないという気になる。その姿が、今のアメリカで、有名新聞が次々に身売りしたり廃業したりしている。それもそうで、プロが加工した情報でなくとも、素人が自分で構築した情報の方が、質量ともに、優りつつあるのだと思う。

 これも、「同期」のひとつの偉大な威力であると考える。ところで、「同期」は、そうして集積した情報だけにとどまらない。住所録、ブラウザのブックマーク(お気に入り)や各種の設定など、パソコンのあらゆる側面でも、「同期」がとれたなら、iPhoneは外出先での小型パソコンの役割を果たすことが出来る・・・と思ったら、まさにそのようなことが可能となっていた。

 また別の話題に移るとしよう。私はこれまで、ブラウザとしては、マイクロソフトの Internet Explorer を使ってきたのだが、表示速度が遅い上に、最近はどういうわけかJava Scriptの動きが悪くなっているので、ほかのブラウザにしようと考えていた。そういうときにこのiPhoneを買ったので、この際、ブラウザを見直すことにした。まず問題となるのは、Internet Explorerの「お気に入り」(これは、Favorites の直訳らしいが、実に翻訳が下手であると思うが、・・・それはともかく)で、これをiPhoneに入れたい。そしてそれがパソコン側で修正・追加されたら、同期してiPhoneへも自動的に反映されるというのなら、こんな便利なことはないと考えていた。調べると、ブラウザをモジラ財団のFirefoxにして、Firefox SyncというiPhone向けアプリケーションを使えば、その履歴、ブックマーク、それに開いているタブをそのまま参照できるというのである。このほか、専らブックマークを扱うものとして、「Firefox Home」というアプリもあり、こちらも便利に使えるらしい。

 そのためには、Firefoxを使ってみなければならない。でも、Internet Explorerの「お気に入り」をスムーズにFirefoxへ移植できるのかなと思っていたら、これがFirefox上のクリックひとつで、いとも簡単に出来た。それだけではない。最新のFirefoxは、自由にカスタマイズ出来るし、画面が非常におしゃれなのである。振り返ってみると、昔のモジラ財団のブラウザは、世界で最初のブラウザだっただけに、早くて実用的だったが、外見に何のセンスもなくて、いかにも野暮ったいものだった。しかし、今回のFirefoxバージョン3.6.8は、とても美しいし、スキンを自分の好みのものに変えられる。いろいろとアドオンも揃っているし、スキンも選べる。そういうわけで大いに気に行ったので、ブラウザをこれに変えることにした。それにしても、これが無料とは、・・・インターネットというのは誠に妙な世界である。それはともかく、次にFirefoxのSync機能を使い、iPhoneからも履歴やブックマークを同期することが出来た。こんなにあっさりと出来るとは思わなかった。しかもタグを付けられるなど、ブックマークの方が使い勝手がよい。

 次に、Gメールのアドレス帳と、iPhoneの連絡先を同期したい。どうすればよいかとネットで調べたところ、こういうことだった。「設定」で「メール/連絡先/カレンダー」をタップ。「アカウントを追加」→「Microsoft Exchange」→出て来た「メール欄」には、何でもよいが、たとえば『Google』と打ち込み、「ドメイン」は空白とし、「ユーザ名」と「パスワード」にはそれぞれ自分のグーグル・アカウントとパスワードを入れ、次に出て来た「サーバ」には「m.google.com」と入力すると、「メール、連絡先、カレンダー」の項目が現れる。そこで、「連絡先」を「オン」にするのだという。やってみたら、そのようになった。ところが私の場合、別途既に、「アカウントを追加」の場面で「Gmail」を選んでしまっているので、ここでほかの「メール、カレンダー」をオンのままにすると、そちらと重複して同じメールが二通来てしまうということになる。現にそうだったので、三つのうち「連絡先」だけを「オン」にした。

 ただ、ひとつだけ問題が残った。このようにして苦労しつつ統合したのだが、Gメールがアメリカ系のソフトであるせいか、日本人の住所をその連絡先に入れると、姓と名がひっくり返って出てきてしまうことがある点である。しかし、場合により、必ずしもそうでないこともあって、どうなっているのか、よくわからない。たぶん、私がまだGメールのシステムに習熟していないせいだと思うが、これからの課題である。

 その課題はあるにせよ、連絡先を使いやすいものにするには、どうすべきかと思案した結果、バックアップのしやすさことを考えて、すべての連絡先をまず、Gメールに打ち込む。そしてiPhoneには、そのうち、たとえば家族や親しい友人や仕事仲間のような、しょっちゅう電話をしたりメールのやりとりをする人たちだけを抜き出して、登録することにしてはどうだろうかと思いついた。そうすれば、普段はコンパクトな iPhone上の連絡先を参照し、他方、年に1〜2回程度、連絡する程度という人たちには、大きなGメールの連絡先を参照すればよいということになる。つまり、iPhoneの連絡先のアプリを見ると、iPhone上の連絡先と、Gメールの連絡先があるから、それを別々に管理して使い分けるというものである。しかし、そんなことをすれば、それらの上に、その二つを統合した連絡先が出るので、二重に出てきてしまわないかという別の問題が出そうである。しかし、うまく作ってあるもので、同じ名前なら自動的に「統合」してくれ、お互いの情報を補ってくれるという便利な仕組みがある。

 いずれにせよ、そのためには、一々、iPhoneの連絡先をGメールの連絡先をタイプ・インしていく必要があるが、転記ミスを犯しやすい。この辺りが泣き所ではある。だから、その「統合」機能を利用して、なるべく既存の連絡先をコピーするようにし、少しずつ移し換え始めているところである。ちょうど今は夏休みだから時間は十分にあるので、名簿の整理を兼ねて、しばらくご無沙汰している方の消息なども合わせて調べてみることにした。

 ・・・そのようなわけで、数日後に、もう3分の2をやり終えたが、それにしても途中でつくづくと思ったのは、友人知人の消息である。学生時代は、あんなに輝いていた仲間は、もう皆、還暦を過ぎるか過ぎないかという年齢にある。しかし、各界のトップになることが出来た人は、ほんのごくごく一握りである。実力だけでなく、幸運というものも、人生には必要なのだろう。いやはやそれにしても、社会の厳しい現実とは、こういうものかと思った次第である。

 それはともかく、以上のように、Gメールとの間で、メール、アドレス帳(連絡先)、それにかねてから行っていたカレンダーを同期することが出来たのである。これで、自宅でも仕事場でも、それにiPhoneを使っても、同じ執務環境が実現したというわけである。たとえば、iPhoneを一回タップして連絡先を出し、そこから連絡をとりたい人の欄をまたタップし、電話ならその番号をタップすると、もう電話で呼び出してくれる。メールなら、そのアドレスをタップするだけでメーリングソフトが立ち上がる。これは便利だ!

 もっとも、それが何なのサといわれるかもしれないが、いやいや、素晴らしい技術やシステムというものは、その出た当初には社会をそれほど変革させる力のあるものとは気付かれないものである。しかし、時が経つにつれて、こういう先進的な技術やシステムを使いこなせる人は、仕事でも遊びでも趣味でも、はたまた家庭にあっても、長い間には明らかに大きな差がついてくるようになると考えるのである。

 最後になるが、このiPhoneの請求書の話を紹介しておこう。まだ、7月分の請求は来ていないけれども、果たして、いくらになるのだろうと思って、ソフトバンクのHPを見てみた。すると、私の電話番号のところに、「パケットし放題フラット専用パケット定額分」と書いてあって、何と、184,676円とある。あれれ、桁を間違えているのではないかと思って、もう一度よく見ると、やはり18万円台の請求である。ドキリとしたが、すぐその下のところで、「割引額」とあって、ほぼそれくらいの金額が書かれていた。それで、最終的な請求額は、まあ常識的な線に収まっていたのである。これは、どうしたことかと思ったら、どうも、過去1ヶ月間、好き放題にインターネット接続を繰り返してきたために、「もしこれをすべて請求するとしたらこの額となり、そうはならないように定額の頭打ちにしたから、この額となったので、有り難く思うように」とのソフトバンク殿からのお触れではないかと思うのだが、間違っているだろうか? いずれにせよ、私ひとりでこれほどの額相当分の通信リソースを使ってしまったことになるが、これではソフトバンクの回線の容量が逼迫するわけだと思った次第である。






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(平成22年8月12日著)
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