悠々人生のエッセイ








1.パソコンの経験

 私のノート・パソコン歴は、その黎明期の1993年に最初に発売されたNECのカラー・ノート・パソコンを買って以来であるから、もう足かけ19年ということになる。いま使っているノート・パソコンは、2007年9月に購入した富士通の「FMV BIBLO NX90WN/D」で、初代から数えてもう5台目となる。私はノート・パソコンを自宅の居間のテーブルの上に置いて、ほとんどその位置を動かさないという使い方をする。だから、これを買うときには、性能を重視するから重量が重くなっても結構だと考えていた。ところでその性能だが、私はせっかちな方なので、パソコンが処理するのをぼんやり・のんびりと待つなどは御免こうむりたい。したがって、価格は多少高くなっても良いから、CPUはもちろんメモリも、ともかく一番性能の良いものが欲しいと注文を付けた。

 その結果、17インチの大型画面で、CPUにはインテル製のデュアル・コア「Intel(R) Core(TM)2 CPU T7200 @ 2.00GHz」という当時では最新のものを装備し、デジタル放送も見られるなどデスクトップ並みのスペックを持つものとなった。メモリは拡張してもらって2ギガバイトに、ハードディスクは当時のノート・パソコンとしてはかなり大きい200ギガバイトにしてもらった。ただ、ディスク・ドライブについては、当時はまだ東芝方式(HD-DVD)とブルー・レイ方式とが競い合ってその帰趨がはっきりしない段階だったので、結局DVDのままとした。この点、昨年2月に規格争いに決着がついてブルー・レイとなったが、現在でもパソコンの分野にはあまり普及はしていない模様である。

 OSは、その当時出たばかりの「Windows Vista Home Premium Service Pack2」である。グラフィックが美しいし、サイド・バーにもいろいろなガジェットを置けるという魅力がある。「Windows 7」が今年の秋から発売されたが、軽いというのが特徴であるけれども、どうやら昔の「Windows XP」へと先祖返りしたようなので、現在のところ様子を見ているところである。

2.性能を向上させたい

 ところが、かつては最新のパソコンだったといっても、さすがに買ってから2年が過ぎると、少し性能不足を感じるようになった。たとえばガジェットのメモリー・メーターを見ていると、システムのメモリのリソースが90%も使われている。特に近頃はお魚が泳ぐソフトを常駐させたので、とみにメモリがたくさん占有される傾向が強まった。そういう中で、多くのソフトを動かしたり、IEのタブを増やして色々なサイトを見ていったりすると、動きが悪くなってくるのが如実にわかる。加えて、システムが入っているCドライブの占有率がこれも90%近くになるようになった。これでは、ウィンドウズが順調に動かなくなる日は近い。Cドライブに入っているソフトを出来る限りDドライブに移してきたが、もうそれも限界に来た。あわせて、今は外付けハードディスクに吐き出している写真ファイルも、出来たら内蔵ハードディスクに入れておきたい。

 そういうわけで、私のパソコンの性能を向上させるため、年末年始の休みを利用して二つの改造を行うこととした。まず第一に、メモリの容量を現在の2ギガバイトから、最大の4ギガバイトにする。第二に、ハードディスクの容量を現在の200ギガバイトから、500ギガバイトくらいにすることである。昔から私は、パソコンを買って1〜2年ほどすると、そのハードディスクの容量に飽き足らなくなってくるので、新品のハードディスクを買ってきて自分で換装していたから、交換には自信があった。しかし今回は、従来のようにハードディスクを入れ替えてシステムの再インストールはしたくなかった。システムの再設定が面倒だというだけではなく、特に大枚をはたいてネット経由で買った映像ソフトを、買い換える必要が出てくると思ったからである。そこで、出来ることなら今のシステムとソフトをそのままにしつつ、その内容を外付けにした新ハードディスクへとコピーして、その新ハードディスクを本体に取り付けることが出来ないかと考えた。

 これは、Cディレクトリのブート・セクターごと引っ越すというもので、以前はそのようなことはまず出来なかったのであるが、こうした技術は日進月歩のはずだから、最近では可能になっているかもしれないと思って、インターネットで検索してみた。そうしたところ、たとえば「HD革命」というソフトがあるようだ。ただ、引越しは可能としても、その新ハードディスクをそのまま内蔵に換装すれば動いてくれるのか、いまひとつはっきりとしない。それで、これは秋葉原に行って、その道の専門家に聞いてみようという気になった。

3.秋葉原に出かける

 というわけで、12月最後の日曜日になるが、自宅から秋葉原まで散歩がてら歩いて行ったのである。当初、私の頭にあったのは、九十九電機である。もう10年以上も前のことになるが、私の2台目と3台目のパソコンを買ったところである。店員が気楽に相談に乗ってくれて、比較的わかりやすく説明してくれたという記憶がある。自宅から上野公園に出て、昭和通りを末広町に向かって歩き、30分ほどして九十九電機本店に着いた。さっそくハードディスクの売場へ行って、店員に聞こうと思っても、そもそも店内には説明してくれるような店員が見当たらないのである。仕方なく、レジのところにいた店員に聞いても、私から何を言われているのかチンプンカンプンで、何にもわかっていないことがすぐに見て取れた。文字どおりの売り子さんにすぎない。「そうか、ここは倒産の危機に瀕して大手電機に救済してもらったが、その過程でベテラン店員が抜けて行ったのかもしれない」と思って、早々にその場を後にした。

 「これは困った、時代が変わったなぁ」と思いながら、そのまま秋葉原を歩いていくと、ビックカメラの大きな建物が目に入った。ひょっとして、ここならどうだろうかと思いつつ、2階にあったパソコン・サプライの売場に行った。ここには、暇そうな店員がたくさんいる。九十九電機とは大違いである。黄色いジャンパーを来た若い店員を捕まえて、そういうようなハードディスクのハードだけの入替えが出来るか聞いた。ポイントは、ウィンドウズのシステム・ファイルも含めて引っ越すこと、その際に、ブート・セクターであるCディレクトリの容量を広げることである。

 その容量のことをもう少し説明すると、現在ハードディスクの容量の合計は200ギガバイトで、そのうち50ギガバイトをシステム用(Cディレクトリ)に、残り150ギガバイト(実際には135ギガバイト)をデータ用(Dディレクトリ)に使っている。それを合計500ギガバイトにするとして、このパーティションの分け方については、たとえばシステム用を200ギガバイトに、データ用を300ギガバイト(実際にはおそらく260ギガバイト程度となる)にしたいのである。まあ、それが難しいなら、せめて新ハードディスクでは元のCとDディレクトリの割合で分けられたらと思う。というのは、最近のソフトは何でもかんでもその造ったデータをCディレクトリに入れる癖があって、これが積もり積もって馬鹿にならない量となり、Cディレクトリの容量を圧迫するようになってきたからである。このままでは、データのCディレクトリの占有率が90%を超える日が近くなってきた。そうすると、遅かれ早かれ、ウィンドウズが円滑に動かなくなるおそれがある。

 というわけで、やりたいことを話したところ、その若い店員は、「それをするには、マイクロソフトとの著作権問題がありますから、簡単にはコピーさせてもらえません。ただひとつだけ、ノートンのこの(と言って、黄色い箱を見せる)ソフトだけは、巨額のお金を払って、そういう引越しというか、入替えが出来ます。ただその場合も、パーティションを変えるようなことは、『もう絶対に!』(と、強調して言う)出来ません。データをイメージにしてコピーするからです」と答えたのである。私は、彼が言っている著作権とか、イメージのコピーとかに、一瞬なるほどと思わされてしまったのだが、自分であらかじめインターネットで調べた話とは、大きく食い違っている。やはりこのお兄さんも、言っていることがどうもおかしい、実はわかっていないのではないかと思い、ではまあ、検討するということにして、その場を離れた。そうして、もうひとつの課題であるシステム・メモリの増設の売場の方へと行ったのである。

 こちらの方は、やはりインターネットで調べた限りでは、バッファローという会社の製品が一番普及しているらしい。その前に、なぜメモリの増設が必要かというと、これを大きくしておけば、ソフトがいちいちハードディスクにデータを読みにいかなくとも、システムに内蔵されているこのメモリ内に書き出されたデータを直接読めば用を足せることが多くなるので、それだけ処理が速くなる。だから、多くすればそれだけよろしいということになるのだが、その一方でシステムが使えるメモリの容量に制限があるので、増設するならそれ以下にするべきということになる。私のパソコンは、現在のところ2ギガバイトであるが、そうするとガジェットに置いたメモリ・メーターが近頃はよく90%前後を示すなど、もう一杯になってきたようである。これをシステム上の制約の上限である4ギガバイトにしようと考えた。ここで問題は、私のパソコンには、バッファローのどのメモリ・モジュールが合うのかということである。

 バッファローのサイトには、その製品の型番に対応するパソコンを表示した動作確認済み一覧表が載っている。これは同社が実際に取り付けてみて、動作を確認したもので、信頼できる情報だと思う。ところが、その動作確認済みの中には、私のパソコンの品番が入っていないのである。もちろん、私のパソコンは富士通直営の通販サイトで買ったものであるものの、普通の店頭売りのものではないからかもしれない。ということで、同時期に発売された同種のパソコンから類推するしかない。その結果、これかもしれないというところまで絞り込めた。しかし、そのお値段は14,800円と、なかなかのものであることから、動作確認済みの保障がないものを買う気があまり起こらない。はて、困ったと思いつつ、再びそのハードディスクの入替えソフトの売場へと戻っていった。

 先ほど聞いたお兄さんは、もう既にその場から消えていた。ふと、その辺のソフトのパッケージを見ると「HD革命」と書いてある。これは、インターネットで調べたソフトだと思って説明を読むと、私の意図していたことが、どうやら可能なようである。やはり、あの店員の言ったことは間違いだと思って、今度は別の店員さんを捕まえて、聞いてきた。するとその中年の店員さんは、いとも簡単に「ああ、出来ますよ」と答えてくれた。やはりと思って、そのためにはどのソフトが良いかと聞くと、「HD革命」ではなくて、これが良いと出してきてくれたのが、その名もぴったりの「ハードディスクの入替えPRO11」というソフトである。しかも、かわいいことに、定価5,750円(ビックカメラの値札は5,250円)のところをキャンペーン中とかで、4,900円とのこと。説明を読むと、いとも簡単に出来そうなので、これを買うことにした。要するに、新しい2.5インチのハードディスクを買ってきて、それをパソコンに接続し、このソフトを使ってコピーをして、ハードディスクを入れ替えるだけらしい。しかし、ハードディスクのタイプが、Series ATA というのと、Ultra ATA があるらしいから、自分のパソコンのタイプを調べるのがまず第一である。

4.ハードディスクとメモリは通販で

そういうことで、まず自分のパソコンを見てみなければと思って、とりあえず家に帰ることにした。パソコンの仕様書を確認したところ、Series ATA とある。それで念のために、インターネットのバッファローのサイトでハードディスクの適合性を確認しようとしたら、メモリの場合と同じで、富士通直営の通販サイトで買ったせいで、私のパソコンで動作確認済みかどうかが載っていない。仕方がないので、同じNXタイプのパソコンを見てみたところ、困ったことに、たくさんあるではないか。それで、最大の500ギガバイトのものにつき、いくつかのパターンをひとつひとつチェックしたところ、これまた困ったことに、適合する「○」が付いているものもある一方で、「△」つまり素人は苦労しそうというのもある。どちらだろう・・・。

 パソコン画面を見ながら、これはどうしようかと思いつつ、まずはその「Buffalo 2.5インチ SATA用 内蔵HDD HD-NH500S/M」というのを調べると、アマゾンの通販で、12,380円とある。ああ、これは安いなぁと思ってその画面をさらに見ていくと、「これを買っている人が合わせて買うもの」として、「Buffalo ノートPC用増設メモリ PC2-6400 (DDR2-800) 2GB」が2枚で7,080円とある。これは、秋葉原の半額ではないかと、いささか驚いた。1枚の値段ではないかと確かめたが、やはり2枚の値段である。この価格なら、ハードディスクとメモリを両方とも買ってしまおう、安いので、たとえこのうちひとつが使えなくとも、まあ許せるかという気になって、その場で注文した。それが午後9時頃だったのに、もう翌日の午前10時には自宅にその荷物が届いてしまった。恐ろしく効率が良いので、びっくりした。

 さてそれで、まずはメモリの増設を行った。パソコンを裏返すと、真ん中にメモリ換装用の場所がある。そのビスを二つ外すと、長細い緑色の板に黒いチップが何枚か載っている二枚のメモリが重なって現れた。ああ、これだ。説明書に書かれているとおり、静電気を逃がすために予め水道管をさわった手で持ち上げ、その挿入されているメモリを取り外した。そのあとに、新しいメモリを30度の角度で指して、下向きに下ろしてパチンとはめた。それを二回繰り返しておしまいである。さて、これを認識してくれるかが問題である。パソコンを立ち上げてコントロール・パネルを開いてみると、ちゃんと4メガとなっていた。これでとりあえず、ひとつは成功した。やってみると、非常に簡単だった。案ずるより産むがやすしというところである。

5.入替えソフトとコードは秋葉原で

 次はハードディスクだが、先ほど目星を付けた入替えソフトをまだ買ってきてないし、そもそもUSB接続をするコードがない。このコードについては、手持ちの外付けハードディスクのコードが使えたら、新たに買う必要はないと思った。そこでこれを分解してみたのだが、残念ながらひと昔前のUltra ATA の形式で、私がアマゾンから買ったSeries ATA (SATA) ではない。これは使えないから、新しくコードを買うしかない。そういうことで、再び秋葉原のビックカメラに行き、その「ハードディスクの入替え11 PRO」(AOS)というソフトに加え、「ハードディスクをUSB」(Groovy)というその名が示すとおり要するにSATAのハードディスクをUSB2.0形式で接続するためのコードを買ったのである。コードといっても、大小各ひとつのソケットのようなものと電源アダプターだけで、こんなものが1,880円である。

 後から思うと、こんなことなら、ハードディスクのカバー付きのものを買えばよかったと反省した。例のアマゾン通販から、同様のものを1,248円でどうですかとメールが来ていた(型番:玄人志向 2.5型HDDケース SATA対応USB2.0接続 GW2.5AI-SU2)。値段の安さはともかく、こちらの方がカバー付きだから、後からバックアップに転用できることを思えば、いささか早まった買い方をしてしまった。

6.ハードディスクの入替えを開始

 さてこれで、500ギガバイトの2.5インチでSATA形式の新品ハードディスク、そのUSB接続コード、入替えソフトウェアの3点をそろえた。後は実行あるのみである。第一ステップとして、新品ハードディスクをUSB接続コードにつなぎ、それをパソコンに差し込んだ。すると・・・「新しいデバイスをインストールしています」という表示が出て、それが成功したようだ・・・あれあれ、それだけだ。しばらく経っても、何の変化もない。普通なら、ここで新しいドライブとして認識されるところである。妙だなぁ・・・。コントロール・パネルを立ち上げて、デバイス・ドライバーを見た。ハードディスクのデバイス・ドライバーは動いているようだが、おかしいことに、ハードディスクの型番が示されていない。これは変だ・・・一瞬、欠陥品かと思ったが、包装をみるとバッファローの正規の品だし、アマゾンが販売しているわけだから、まさかそういうこともあるまいと思い直す。でも、動かないことには間違いない。もう一度、USB接続コードの説明書をよく読むと、何だ、電源の途中にスイッチがあり、オフになっていた。これをオンにすると、緑色のLEDが輝き始めた。それで再びUSBに接続すると、今度はデバイス・ドライバーの読み込みが始まり、今度こそ成功したようである。

 しかし、次の問題が発生した。いつもの外付けハードディスクなら、ここで新たに付けたハードディスク内のドライブが認識されるのに、まだ認識されない。昔の知識からすると、これは、もしかして初期化が必要なのかと思い、グーグルで「ハードディスク 認識 初期化」と打ち込んだら、いろいろな情報が出てきた。まずマイクロソフトの技術文書を読んだが、わかるような、わからないようなで、こんなことなら読まない方がよかった。そんなものより、XPのケースだが、参考になったのは、ロジテックのサイトである(その後、図入りの詳しい説明も見つけた。)それらを参考に手順を書き出すと、こういうことらしい。

 @「マイコンピュータ」を右クリック→「管理」を選ぶ
 A パソコンが自動的に探し「ディスク1」として「初期化されていません」「未割り当て」と出る
 B「不明」の部分を右クリック→「ディスクの初期化」を選ぶ。初期化するのは、「ディスク1」
 C 未割り当ての領域にパーティションを作成しなければならないので、「未割り当て」の黒い部分を右クリック→「新しいパーティション」
 D 「プライマリパーティション」と「拡張パーティション」の選択画面で、この場合は前者ではないかと一瞬思ったものの、結論として後者を選択
 E 最大ディスク領域が出るので、そのまま表示されているパーティションサイズを採用する
 F「空き領域」を右クリック→「新しい論理ドライブ」
 G「論理ドライブ」を選択してウィザードに従ってフォーマットをする。

・・・などと書くと簡単だが、ハードディスクが500ギガバイトと大きいので、初期化が完了するまで6時間近くもかかってしまった。やれやれ、これは大事業だと感じたが、後から思うと、これはまだほんの序の口であった。

7.入替えソフトで問題続き

 第二のステップとして、「ハードディスクの入替え11 PRO」を使う段階となる。その説明書を読むと、アンチウィルス・ソフトが入替えを妨げるので、アンインストールすべしと書いてある。とりわけ私の使っているノートンは、バックグラウンドで動作して入替えを邪魔するから、必ずアンインストールしなければならないらしい。あれあれ、まだ270日分も使用権が残っているのに、もったいないことだと思いつつ、泣く泣くアンインストールをした。さてこれで、準備は終了したので、これで始められる。ソフトの入ったCDをトレイに入れ、動かしたところ、説明書どおりの画面が出てきたあと、プロダクト・キーを入れなければならない画面が出てきたので、それにキーを入れた。すると、次にデバイスのスキャンが始まるはずなのに、突然、青い画面となって、英語で「このコンピューターに問題が発生したので、保護するために一時中止する」というのである。びっくりして様子を見ていると、自動的に再起動された。もう一度やってみても、まったく同じところで同様につっかえる。

 いや、これは自分ではとても解決できないと思い、この製品の販売元のAOSテクノロジー株式会社のサポートに電話した。すると、「あなたのパソコンのMicrosoft .NET Frameworkが壊れていると、このソフトは動かないので、まずはそれをアンインストールしてからやってみなさい」というのである。先方はそう言ったのだが、邪推かもしれないが、私は、このソフトは「Microsoft .NET Framework 2.0」でしか動かないものではないかと考える。というのは、このソフトは「Microsoft .NET Framework 2.0」を使うと書かれていて、それがない場合には、このCDから自動的にインストールするというのである。ところが私の使っているVistaは、「Microsoft .NET Framework 3.5」であるから、たぶん2.0と違ってこのソフトには合わないのだと思う。それならそうで、はっきりと説明書に書くべきではないかと考えている。(ところで、話は飛ぶが、ここでアンインストールした3.5はどうなるのかと、いささか心配であった。結果的には、すべてが終了したあとで、Windows Update が働いて、そこで自動的にインストールしてくれたので、ほっとした。)

 そういう問題が発生したものの、「ノートン」と「Microsoft .NET Framework 3.5」をアンインストールした状態で再び「ハードディスクの入替え11 PRO」を動かすと、今度は順調に動いてくれて、パーティションの作成画面まで来た。そこで、システム用つまりCドライブに200メガバイト、テータ用に約266メガバイトを振り分けた。それで続けたところ、システムの転送が始まった。4時間ほどしてそれが終わったかと思うと、今度はレジストリの転送が始まる。これはその量からして簡単に終わるはずだと思うのに、なかなか終わらなくて、ついに2時間後、しびれを切らして、そのままキャンセルにしてしまった。もちろん、これでは動かない。色々と原因を考えたところ、やはりパーティションの振り分けに問題があったかもしれないと思い、今度はパーティションについては、このソフトの設定のとおり、入替え元のハードディスクのCとDディレクトリ割合に応じて、そのまま新ハードディスクでも二つに割ることにした。幸い、これによるとCディレクトリは125ギガバイトとなって、かなり大きな容量を確保できるし、数字の区切りもよい。まあ、余計な操作はしない方が安全だということだ。

 そしてまた、長時間にわたって同様のことを繰り返して、レジストリの転送画面まで来た。さあどうなるかと思っていたら、何事もなくそのまま数分もかからずに通過した。してやったりという心境で、機械に勝ったという気分である。レベルが違うが、コンピューター技術者も、このような気分をいつも味わっているに違いない・・・。いや、まだ喜ぶには早い。画面に「システムの転送が完了しました」と出て、自動的に再起動された。そして、再起動後は、「ハードディスクの入替え11 PRO」は自分自身をアンインストールしてしまった。ご丁寧なことである。そこで電源を切り、ドライバーを手にして新旧のハードディスクを入れ替えた。そのとき、内蔵ハードディスクをもうひとつ、増設する余地があることに気付いた。そのうち、増設してみるのもよいだろう。

 さて、出来あがったパソコンを起動してみた。画面に、「ファイナル・ハードディスクの入替え11 PRO は新しいドライブを認証してアプリケーションが正しく登録されているかを確認する必要があります。このプロセスが完了するまでプログラムを実行しないでください。その後、ファイナル・ハードディスクの入替え11 PRO はシステムを再起動します」と出て、しばらくして再起動された。それで、立ちあがった画面をいろいろとクリックしてみたところ、うれしいことに、完璧に動いているではないか・・・大成功である。しばらくしてWindows Update が働き、「Microsoft .NET Framework 3.5」がインストールされた。もうひとつ、その日本語化版も入れる必要があったことを思い出し、、Windows Update を動かしたところ、それについてもインストールされて、これについては解決した。あとは、ノートンを再インストールできるかどうかである。これについては、年明けにでも、サポートに電話して聞いてみよう。

8.成功したのに余計なことをしてしまい

 ここで終わっていたら、何の問題もなかったのであるが、そこで余計なことを考えてしまった。それは、新ハードディスクへの移行に成功したから、その上に旧ハードディスクのためにとっておいたイメージによるバックアップを戻せば、ノートンを再インストールする必要はないのではというものである。もともと、富士通のパソコンには、Cドライブをイメージでバックアップする「マイリカバリ」というソフトがあって、万一の場合には、とても助かるのである。それを新ハードディスクに重ねられれば、ノートンの問題は解決する。ただ、レジストリなどは、そううまく移行できるかどうか自信がないけれど、うまくいった場合はメリットが大きい。

 というわけで、「マイリカバリ」を動かして、バックアップしておいたイメージを戻し始めた。2時間ほど経過した頃、見る見るうちにパソコンの動きがおかしくなり、そこでばったりと止まってしまった。これは困ったと思って再起動したが、ウィンドウズそのものが立ちあがらない。そこで仕方がなく、内蔵を旧ハードディスクに取り換えてパソコンのスイッチを入れたところ、何とまあ、こちらもウィンドウズが動かないではないか・・・。それにしても「マイリカバリ」の不調が旧ハードディスクによる起動にもダメージを与えてしまうとは、まったく予想外のことだ・・・

 これは参った。新旧ともにハードディスクが機能しないという異常事態になってしまった。いやはや、実に余計なことをやってしまったものだと暗澹たる気持ちになる。先ほどは機械に対して勝利宣言をしたのに、何だか復讐されているような気分で、実に残念至極である。このままでは、正月明けはパソコンがないという困ったことになる。その前に、パソコンがこのようにダウンした状態では、お正月を祝う気分にもならないではないか・・・しかも、翌日からは、旅行に出る。それも早朝7時半の飛行機だから、1時間前に羽田に着くには、午前5時20分には自宅を出なければならない。今の時刻は午後8時である。このままパソコンが壊れた状態で旅行に出るのも、実に落ち着かない。そこで、出発前にこれまでの知識を総動員して、一気に解決してしまおうと考えた。

 まずは、旧ハードディスクでシステムを再インストールしなければならない。これは、パソコン付属のリカバリ・ディスクをCDトレイ突っ込んで待つだけである。そこで、立ちあがりのメニュー中に、「復元」とあったので、「マイリカバリ」のことだと思い、それを選択した。すると、しばらくして、システムが元に戻ったではないか・・・これで、とりあえずほっとした。次いで、新ハードディスクの中を見たところ、案の定、Cディレクトリとなるべき部分が壊れている。そこで、それをクイック・フォーマットした。すると、ちゃんと認識された。今度はシステムのコピー時間を短縮するために、Dディレクトリにあったファイルを最小限必要なものだけとし、後はフォルダごと削除してしまった。すべてがうまくいった後に、もう一度コピーすればよいだけのことである。それでまた、「ハードディスクの入替え11 PRO」をCDトレイに載せて、これを再度インストールした。

 それでどうなったかというと、システムのコピーは順調に進んでおよそ2時間で終わった。レジストリの転送を見届けて、電源を切り、前と同じように新ハードディスクに差し替えてから立ち上げると、普段どおりにパソコンは動き出した。いやはや、よかった・・・これで再び成功したことになる。典型的な負け試合を最後にひっくり返したような気分である。

(注) 主なソフトが動くことを確認した後、MS-DOS プロンプト(黒い画面)を出し、そこに次のように打ち込んで、Cディレクトリのファイル・システムに問題がないこと、Dディレクトリについても同様であることを確認し、これで入替えは問題なく終了した。
  C:\>chkdsk C:


 それにしても、どうやらこのハードディスクの入替えソフトと「マイリカバリ」とは、相性が悪いらしい。これからは、イメージのバックアップには、別のソフトを使うべきだなぁ・・・、今度、新ハードディスクに付録として付いていた「Acronis True Image LE」というソフトを試してみよう。これは、説明書を読むと、このソフトを使って外付けハードディスクに丸ごとバックアップし、古い内蔵ハードディスクを取り外してその新しいハードディスクを取り付け、この「Acronis True Image LE」で外付けハードディスクからまるごと復旧して完了と書いてある。

 これが本当なら、年末年始にかけて私が行った「ハードディスクの入替え11 PRO」による入替えは何だったのかという気がする。しかし、イメージの方は、私の意図していたブート・セクター用パーティションの拡大は、おそらく出来なかったかもしれないし、それだけでなく、インターネット上の噂ではイメージの方にはときどきミスがあるという。いずれにせよ、これらの真偽は実際にやってみないとわからないところである。でも、もう11proを使ってパーティションの拡大を実現したので、これからはAcronisを従来の富士通の「マイリカバリ」の代わりとして使えるかもしれないので、そのうちまた元気が出たら、やってみたいと思っている。

 最後に、ノートンの再インストールは、困った問題で、まだ解決していない。正月明けに、早急に問い合わせたいと思っている。だめなら、また買わなければならない。こんなことを言っては不謹慎かもしれないが、泥棒さんが多くなってきたせいで、警備会社は大忙しだし、顧客としては用心棒代がますます必要というわけだ・・・ネットの世界も現実の世界も、まるで変わらないではないか・・・。それにしてもノートンは高いなぁ・・・まあ、それだけ役に立っていてくれているのではないかと考えることにしよう。

9【後日談】ノートンの再インストール

 以上のような顛末で、セキュリティ・ソフトの「ノートン」を、ハードディスクの入替えのときにアンインストールせざるを得なかった。そのときに使った「ハードディスクの入替え11 PRO」というソフトの説明書によれば、これが原因で、いくつかのファイルのコピーが妨げられるというのである。しかし、「ノートン」は2008年版で、一年毎の更新を重ねてきている。昨年9月にもおよそ5500円くらいを支払って更新したばかりなので、アンインストール時点ではまだ270日ぐらいの使用権が残っていた。そういう中、やむなくアンインストールしてしまったのであるが、これを再インストールしたい。できるのかというのが解決すべき課題である。

 手っとり早く聞こうと、ノートンのHPにあった電話番号の「0570-005557」に電話した。ところが、途中で腹が立つほどまったく繋がらない。1時間弱にわたって20回ほど試したが、録音の声が聞こえるばかりである。こちらも、お昼の時間に架けたせいなのかもしれないが、それにしても、これはひどすぎる。ところがその電話を架けている途中、ノートンのHPをみていたところ、再インストールは60日以内に限られ、これを一年間するための特約という項目があったことから反対解釈をすると、私の場合のようなケースでは、どうやらできそうもないことがわかった。

 仕方がないから、もう一度、最新版をダウンロードしてインストールしようと思ったのだが、それに際して気になったのが、以前の版に更新サービス期限自動延長をつけておいたことである。これは、期限の37日前になると、自動的に課金されて自動的に1年間の更新が行われるというもので、普段の時は楽だが、いったんこうなってしまった以上、放置しておけばとめどもなく払い続ける結果となるので、直ちに解除したい。これについても、繋がらない電話を架けている最中に、何とか解除方法を発見して、止めることができた。要するに、登録したときの私の電子メール・アドレスと、パスワードで入り、「解除」のボタンを押せばよいのである。それの確認のメールが来て、一件落着した。それにしても、わざとそうしているのではないかと疑念を抱かせるほど、わかりにくいHPだ。

 それが終わったので、最新版をダウンロードしようとしたところ、ノートンにはいくつかの製品がある。表の一番目立つところには、「ノートン 360」なるものがあり、お値段は8,480円である。私のは、これだったかなと思ってよく見ると、ウィルス対策とインターネット対策だけでなく、バックアップやパフォーマンスのチューンナップなどが付いている。私には必要のない機能で、文字通りオーバー・スペックだ。前の二つだけでいいのにと思いながらその隣を見たら、インターネット・セキュリティ2010というものがあり、値段も6,480円である。こんなものだと思って、それをダウンロードしてカードで支払った。これからどうするのかと思っていたら、まずノートンからメールが来て、その中にある「SYから始まる注文番号」が必要という。これを最初に出てくる画面の箱の中にコピー&ペーストして入れ、その下の箱に自分のメール・アドレスを入れれば、そのまま自動的にインストールされるという仕組みである。

 私の一番の関心事は、IDセーフという機能で、これがあるからノートンを使っているようなものである。パソコンでインターネット・サーフィンをしていると、色々なHPを閲覧して会員になることが多く、最近それがとみに増えた。ところが、相手によって自分のハンドル・ネームやパスワードを変えることが多い。そんなものは、一々覚えていない。そういうとき、手元にメモでも置いておけばよいのだが、それでもいちいち打ち込まなくてはならないから、それが面倒で堪らない。ところが、この機能は、そのHPを開けるだけで、会員名やパスワードを打ち込んでくれるから、とても便利で、もう手放せなくなっている。それでも一度、購入した富士通のパソコンに付属していた同様のソフトを使おうとしたが、その使い勝手が非常に悪くて、すぐにまたノートンのIDセーフに戻してしまった。どこか、これに匹敵するソフトが出れば、サポート電話は繋がらないし、値段は高いし、HPは見にくいし、まるで悪代官に対するように毎年お金を貢がなくてはならない、このノートンというアロガントな警備会社と、私はすぐに縁を切りたいと思っている。

 (注 1) その後、「ノートン・セーフウェブ」という機能が最近付け加わったことを知り、この警備会社もなかなか良いことをすると、見直したところである。その意味で、「アロガント」というのは、いささか言い過ぎだったと反省している。ただ、商品構成がわかりにくくて、つい値段の高い無駄な商品を買わされそうになってしまうことと、「更新」という言葉はこの世界ではソフトの「update」に使うことが多いのに、ノートンではそうではなくて契約更改の意味に使うので、つい混同してしまうことが、この会社の商品を買うときに注意すべき点である。

 (注 2) それからしばらく経ち、更新したばかりのノートンを再インストールする羽目になり、ノートンのサポートに電話したところ、サービスが圧倒的によくなったのには、びっくりした。


10【後日談】三年後の自分に対するメモ

 今回の経験などといっても、すぐ忘れてしまいかねない。そこで、誠に気が早いが、三年後の2012年の年末頃になって、再びハードディスクを入れ替えたくなったら、こんな手順でするようにということを、そのときの自分に対するメモとして残しておきたい。もっとも、そうなると今のパソコンを2年半+3年+3年=8年半も使うことになるので、現在のCPUがそれまで持つかということになるが、全くありえないことでもない。私の現在のパソコンの使い方では、デュアルコアの現在のCPUと、Windows Vista で十分に満足しているので、それまで両方とも何とか持ってもらいたいものだと願っている。

 まず今回の反省は、アマゾンの通販で買ったバッファローの新ハードディスクの付録として、その入替えに役立ちそうな三つのソフトが付いていたのに、それに気付かずに、元々の構想に従って、「ファイナル・ハードディスクの入替え11 PRO」なるものを買ってきて、これを使って入替えをしてしまったことにある。その後、その付録として付いていた「Acronis True Image LE」というソフトを使って、新ハードディスクのCとDのディレクトリ全体のイメージを作成してみた。イメージの作成には、Cに1時間、Dに至っては3時間もかかってしまったが、何とか作成できた。ちなみにいうと、Cディレクトリは本来40ギガバイトであるが、イメージではそれが圧縮されて、25ギガバイトとなっている。同様にDディレクトリは本来の250がイメージでは200ギガバイトになっただけである。これは、その大半が写真のJPGデータであるせいだろう。どうやら、「Acronis True Image LE」というソフトは、使えそうだと期待できる。富士通のパソコンに共通に付属している「マイリカバリ」のようなものかもしれない。3年後には、このAcronis True Imageソフトで新ハードディスクにシステムとデータをまず移して、しかるのちに同じく付録であったソフトで、パーティションを自在に変更できるという「Acronis Disk Director LE」というものを使えば、データを保持したまま、パーティションを変えられるようなのである。もっとも、二つともまだ使ったことはないし、その過程で今回のように何が起こるかわからないが、理屈の上では、こうやればノートンの再インストールなどは必要ないということになる。

 それでは、手順は次のようなものとなる。

(1) 「Acronis True Image LE」で、起動用のCDを作成する。
(2) 「Acronis True Image LE」で、CとDのディレクトリ全体のイメージを作成し、それを外付けハードディスクに保存する。(USBやプリンターなどすべてのプラグ・アンド・プレイ機器を外しておき、ソフトもすべて終了し、かつインターネットのケーブルも外して行う。)
(3) パソコンに、新ハードディスクと起動用のCDをセットする。(その前に、新ハードディスクの初期化とパーティションの作成が必要になるかもしれない。その方法は、下記(7)に記述してある。セットする前に、一応やっておくのが無難であろう。)
(4) 電源を入れ、すぐに「F12ボタン」を押して、ブート場所の選択画面を出し、その中でCDトレイを選ぶ。
(5) 外付けハードディスクを取り付け、認識されてから、その中の「復元」を選び、実行する。
(6) CとDのディレクトリ全体が復元されたことを確認し、「Acronis Disk Director LE」を使って、Cディレクトリの容量を増やす。

 以上(1)から(6)までで成功するはずなのだが、実はこのうち、(5)と(6)を私は経験していない。そこで、もし、以上がうまくいかない場合には、やはり今回と同じことを行うことになる。それをもう一度、まとめておくと、

(7) 新ハードディスク(2.5インチ・SATA形式)を既に持っているUSB接続コードでパソコンに繋ぐ(電源がONになっていることを確認する)。そして、次の手順で初期化をする(6.で述べたものを再掲するが、その後、図入りの詳しい説明を見つけたので、こちらを参照されたい。)。
 @「マイコンピュータ」を右クリック→「管理」を選ぶ
 A パソコンが自動的に探し「ディスク1」として「初期化されていません」「未割り当て」と出る
 B「不明」の部分を右クリック→「ディスクの初期化」を選ぶ。初期化するのは、「ディスク1」
 C 未割り当ての領域にパーティションを作成しなければならないので、「未割り当て」の黒い部分を右クリック→「新しいパーティション」
 D 「プライマリパーティション」と「拡張パーティション」の選択画面で、この場合は前者ではないかと一瞬思ったものの、結論として後者を選択
 E 最大ディスク領域が出るので、そのまま表示されているパーティションサイズを採用する
 F「空き領域」を右クリック→「新しい論理ドライブ」
 G「論理ドライブ」を選択してウィザードに従ってフォーマットをする。

(8) ノートンと「Microsoft .NET Framework 3.5」をアンインストールし、インターネットの光ケーブルやその他プラグアンドプレイ機器を、上記(7)の新ハードディスク以外すべて外して再起動する。
(9) 「ハードディスクの入替え11 PRO」をCDトレイに入れて動かし、途中でプロダクト・キーを打ち込む。パーティションの項目にはさわらずに、そのまま動かし、まずシステム、次にレジストリのコピーが行われているかを確認する。Dディレクトリの分量にもよるが、それがほぼ満杯であれば、全体で5〜6時間はかかりそうである。
(10) それが終わったら、外付けの新ハードディスクを、内蔵のハードディスクに替えて取り付け、パソコンの電源を入れる。「ハードディスクの入替え11 PRO」による確認が終了したら再起動される。
(11) 「Microsoft .NET Framework 3.5」はWindowsから自動的に更新されるが、一度それが終わった段階で、もう一度「Windows Update」を動かすと、補足的に日本語化キットのようなものが追加される。
(12) ノートンの再インストールについては、少なくとも2008年版は再インストールできなかったが、もう一度その時点で確認すること。






(平成22年 1月 4日著。7日及び8日追加)
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